『WordPress の無料プラグイン、たくさんありすぎて、何を入れていいのかわからない』
『プラグインを入れすぎると、表示速度が遅くならないかな』
『設定がめんどくさいのでプラグインは入れたくない』
『正直、よくわからずに入れているプラグインがあるけど大丈夫か心配』
WordPressを始めたばかりの頃はとにかくおすすめといわれた無料のプラグインをとりあえず入れとくというような感じの人も多いですよね。
ですが、ここで注意が必要です。
よくわからないままプラグインを入れ過ぎると中にはページの表示速度を遅くしてしまうものもあるかもしれません。
そうなると、SEO的にもマイナスです。
なので、プラグインは慎重に選ぶ必要があります。
本記事ではこれだけ入れておけば十分という無料プラグインを厳選してご紹介します
本記事を読んで頂ければこれまで抱えていたプラグインの悩みが解消できます。
この記事を読むと、わかること
では、さっそく、これだけは入れておきたいプラグインからまいりましょう。
絶対にこれだけはいれておきたい WordPress 無料プラグイン
筆者が厳選するプラグインは以下の6つです。
筆者はブログの他にアフィリエイトサイトも作っていますが、
アフィリエイトサイトはスピード勝負な点もあるので、
プラグインは必要最低限のものだけいれるようにしています。
厳選無料プラグイン
- Akismet Anti-Spam
- Google XML Sitemaps
- Classic Editor
- Media Library Assistant
- TinyMCE Advanced
- Contact Form 7
では、それぞれのプラグインのおすすめポイントをご紹介していきます。
- Akismet Anti-Spam
WordPressに標準でついてくるプラグイン
スパムコメント(迷惑コメント)を自動的に判別して振り分けてくれる
記事のコメントを受け付けるなら、必ず、有効にしておきたいプラグインですね。
最初はメールアドレスを登録したり、設定が多少面倒なのですが、2サイト目以降は設定が楽になります。
一度、設定すると、APIキーというものが発行されるので、2サイト目以降はAPIキーだけで簡単に有効化することができます。
有料プランもあるのですが、個人サイトであれば、無料プランでOKです。
ココがポイント
Akismetは無料プランでOK
2つ目以降のサイトはAPIキーだけで有効化できる
- Google XML Sitemaps
Google の検索エンジンに認識してもらうためのサイトマップを自動的に作って検索エンジンに通知してくれるプラグイン
実質、設定必須なプラグインです。
Google XML Sitemapsを設定すると記事を公開、更新するたびに更新内容を記録したサイトマップ(sitemap.xml)を自動的に作り、Google の検索エンジンに通知してくれるようになります。
これを行わないと、せっかく公開・更新した記事がGoogleの検索エンジンに認識されるまでに時間がかかります。
もう少し細かくいえば、必要なGoogleの検索ロボット(クローラー)が自分のサイトをチェック(インデックス)しにきてくれるタイミングが遅くなります。
あと、Google XML Sitemapsの設定が完了したら、サイトマップをGoogleサーチコンソール(通称:サチコ)に登録することも必ず行いましょう。
ココがポイント
Google XML Sitemaps は原則、設定、有効化
さらに詳しく
Google XML Sitemapsで出力したサイトマップ(sitemap.xml)のGoogleサーチコンソールへの登録を登録すると、自分のサイトへ訪れた人の検索キーワードなど、SEO対策に必須な情報を見れるようにります。
- Classic Editor
昔から使われているWordPressでおなじみのテキストエディタ
WordPress 5.0以降はインストールすると、 デフォルトの使えるエディターはグーテンベルクエディター(Gutenberg Editor)になっています。
ただグーテンベルクエディターはブロック単位で記事を書いていくので表など追加したとき、途中で意図しないスペースやズレが出ると修正するのが大変です。
そこで多くの WordPress ユーザーは WordPress 5.0より前からのHTMLタグレベルの編集ができるクラシックエディター(Classic Editor)を使っています。
アフィンガー(AFFINGER)など有料テーマも Classic Editor を推奨しています 。
ココがポイント
クラシックエディター(Classic Editor)に慣れている人はグーテンベルクエディター(Gutenberg Editor)よりも何かプチトラブルが起こったとき、対処が簡単
- Media Library Assistant
WordPress上のメディアファイル(画像、音、動画)を一括でカテゴリー整理できるプラグイン
いいコンテンツになるほど、画像や動画の多くなりがちです。
記事数が多くなると同時に画像や動画のメディアファイルが増えていきます。
ただ、後で記事の画像を削除したり、変更をしたりリライトする時、どこに何があるのかわかっていないと大変ですよね。
そこで、とても役に立つのが Media Library Assistant です。
簡単に過去の画像や動画ファイルも一括でカテゴリー分けできます。
なので、ごちゃまぜになった画像や動画ファイルを整理するにはうってつけのプラグインです。
ココがポイント
Media Library Assistantが使えるようになると、過去の画像ファイルのカテゴリーによる整理も一括でできるので画像ファイルの整理にうってつけのプラグイン
- TinyMCE Advanced
WordPress のビジュアルエディタに表の追加など機能を拡張できるプラグイン
WordPress のビジュアルエディタの機能を拡張できるプラグインです。
特にその中でも便利な機能として表の追加機能があります。
表を追加するとき、tableタグで手動で追加するのは正直、大変ですよね。
TinyMCE Advanced を有効にすれば、ビジュアルエディターでWordや PowerPoint と同じ感覚で記事に表を追加できます。
読みやすい記事には表の利用も必要不可欠なので是非とも入れておきたいプラグインです
ココがポイント
TinyMCE Advancedを有効化すると、Wordや PowerPoint と同じ感覚で記事中に簡単に表を追加できるようになる
- Contact Form 7
初心者でも簡単に WordPress で作ったブログに問い合わせページを追加できるプラグイン
個人サイトでも問い合わせページを設置するのは必須となってきています。
ただ、自分で問い合わせページを追加しようと思うと HTML や CSS など詳しい知識が必要になります。
しかし、Contact Form 7を使えば初心者でも簡単に問い合わせページを設置できるので、初心者には必須なプラグインになっています。
厳選無料プラグインのおさらい
- Akismet Anti-Spam
- Google XML Sitemaps
- Classic Editor
- Media Library Assistant
- TinyMCE Advanced
- Contact Form 7
入れると役立つ WordPress 無料プラグイン
入れておいて損はなし役立つ無料プラグイン
- AddQuicktag
- PS Auto Sitemap
- Insert Estimated Reading Time
- Rinker
- WP Multibyte Patch
- EWWW Image Optimizer
- Broken Link Checker
- Search Regex
- BackWPup
- AddQuicktag
タグコードのお気に入り登録ができるプラグイン
記事の装飾をする時、メモ帳に用意してあるタグコードをコピーしている人も多いと思います。
AddQuicktagで予めよく使うタグコードを登録しておけば1操作で追加できます。
- PS Auto Sitemap
読者が自分のサイトを訪れた時、迷わずに、興味のある記事にアクセスできるようにするためのサイトマップを自動生成してくれるプラグイン
記事が多くなってくると、読者が過去の記事をもう一度見たいと思ったとしても探すのが大変な時あります。
そんな時に役立つサイトマップを自動生成してくれるプラグインがPS Auto Sitemapです。
後、Google XML Sitemapsが作るサイトマップと混同しないよう注意が必要です。
Google XML Sitemaps が作るサイトマップが Google 検索エンジン向けに用意したサイトマップであるのに対し、
PS Auto Sitemap が作るサイトマップは読者向けに用意したサイトマップになります。
ココに注意
Google XML Sitemapsが作るサイトマップとは目的と用途が異なるので注意
(PS Auto Sitemapが作るサイトマップはGoogle検索エンジンへの直接的なアピールにはならない)
- Insert Estimated Reading Time
記事を読むのにかかる目安時間を表示してくれるプラグイン
記事の先頭に読むのにかかる目安時間が表示されていると、読者にとって親切です。
Insert Estimated Reading Timeは目安時間を記事の先頭に自動で表示してくれます。
設置すると、精読率が上がったっていう声もありますが、記事が長めの人は設置することがおすすめです。
記事が読者の予想より長いと途中で離脱され、そのまま戻ってこない可能性が高いからです。
目安時間をつけておけば、すぐには無理でも後で見てもらえるmまたは途中で離脱されても、また戻ってきてくれる可能性も高まります。
さらに詳しく
Insert Estimated Reading Timeを有効にすると、記事を読むのにかかる時間を自動で表示してくれる。
時間の計算方法は、一分間あたりの文字数を設定できる。
- Rinker
Amazon や楽天、Yahoo ショッピングへの商品リンクボタンを簡単に設置できるプラグイン
読者によって、よく利用するネットショップは変わるので、商品を紹介するサイトの場合はおすすめのプラグインです。
さらに詳しく
もしも かんたんリンクなどのASPサービスの広告コードでも、Amazon や楽天、Yahoo ショッピングへの商品リンクボタンを設置できるが、普段使っているのアマゾンアソシエイトIDは使えません。
普段使っているのアマゾンアソシエイトIDを使いたい場合は、Rinkerを利用しましょう。
- WP Multibyte Patch
日本語のようなマルチバイト文字の文字化けが起こることを防ぐプラグイン
代表的な例の一つとして、
「背景画像(青空).jpg」という画像をアップロードすると、
「67aa25763a85c9b320a8d0f6cd0a82f3.jpg」といった具合に自動的にリネームされるようになります。
ただ、特にWordPressで日本語ファイル名など文字化けなど発生していない場合はいれないことがおすすめです。
使っている WordPress テーマにマルチバイト対策が入っている場合は競合する可能性があるからです。
さらに詳しく
昔のWordPressには標準で入っていましたが、最近のWordPress5.0以降には入っていません。
- EWWW Image Optimizer
表示する画像サイズを圧縮してくれるプラグイン
画像サイズが大きすぎると表示速度が遅くなり、読者だけでなくSEO 的にもマイナスです。
そんな画像サイズを自動的に小さくしてくれるプラグインが EWWW Image Optimizer です。
ただ、プラグインに頼らず、事前に画像は 16 : 9 など縦横比を統一し、サイズも数10キロバイト程度で作成しておいて、等倍表示するのがおすすめです。
ココがポイント
作成した画像サイズ、そのままで等倍表示する場合は、いれなくてもOK。
- Broken Link Checker
リンクが切れている外部リンクがあるかどうかチェックしてくれるプラグイン
リンクが切れている外部リンクをそのままにしておくと、
読者の離脱率も高まりますし、SEO的にもマイナスになります。
記事数が増えてきて、人海戦術では管理が難しくなった場合は、導入をおすすすめします。
ココに注意
リンクが切れている外部リンクを放置しておくことはSEO的にマイナス
- Search Regex
過去に投稿した記事の一部文字列を一括置換することができるプラグイン
WordPress 5.0より前まで標準だったClassic Editor(クラシックエディタ)を使っている方は
記事を投稿するとき、いったん、メモ帳で下書きを書いてからコピーする方も多いと思います。
また、テーマを変えてタグを置き換えるとなったときも
メモ帳の一括変換機能で簡単にできました。
中でも秀丸は変換速度面でも優秀です。
ですが、WordPress 5.0より標準となったエディタ、Gutenberg(グーテンベルグ)では
ブロック単位で記事を書いていくので、一括でコピーができないんですよね。
そこで、直書きか、ワードで下書きに変更する人も多いのですが、メモ帳の一括置換機能が利用できません。
そのため、
過去に投稿した記事の一部文字列を一括置換できるSearch Regexを入れておくのもおすすめです。
さらに詳しく
2021年12月にWordPress 5.0より前まで標準だったClassic Editor(クラシックエディタ)のサポートが切れます。
このため、いずれはGutenberg(グーテンベルグ)への移行が必要です。
ただ、Classic Editorと違って、Gutenbergは用途別に用意されたブロック単位で記事を書いていくスタイルで慣れるには少し時間がかかります。
早めの移行がおすすめです。
- BackWPup
サイトのバックアップが取れるプラグイン
サイトのバックアップが取れるプラグインです。
WordPressの設定ミスでログインできなくなった
原因不明な理由でサイトが飛んでしまった
ということもリスクとして考えておきたいです。
そのためにも
サイトのバックアップが取れるBackWPupは入れておきたいですね。
ココに注意
BackWPupを導入する場合は、比較的、記事の少ないサイトで動作確認しておきましょう。
入れておいて損はなし役立つ無料プラグインのおさらい
- AddQuicktag
- PS Auto Sitemap
- Insert Estimated Reading Time
- Rinker
- WP Multibyte Patch
- EWWW Image Optimizer
- Broken Link Checker
- Search Regex
- BackWPup
どうしても必要なときだけ入れる WordPress 無料プラグイン
必要なときだけ入れる無料プラグイン
- AdSense Plugin WP QUADS
- All in One SEO Pack
- Table of Contents Plus
- WP-DBManager
- WP Social Bookmarking Light
- WordPress Popular Posts
- WordPress Related Posts
- No Self Pings
- AdSense Plugin WP QUADS
アドセンス広告を記事に簡単に貼り付けることができるプラグイン
さらに詳しく
使っている WordPress テーマにアドセンス広告を記事に追加するための機能がある場合は、いれなくてもOKです。
AdSense Plugin WP QUADSに慣れている人は、WordPress テーマの機能とは別に使うことはできます。
- All in One SEO Pack
SEO メタ要素の設定、 SNS の OGP 設定、XML サイトマップの設定を行うプラグイン
XMLサイトマップの設定はGoogle Xml Sitemapsが入っていれば、設定は不要です。
All in One SEO Packは少し昔までは初心者に必須のプラグインといわれていましたが、現在は人気の WordPress テーマ( JIN や AFFINGER など)と機能がかぶるため、入れなくてもよくなってきています。
WordPress テーマの機能と競合するとメタディスクリプションがうまく検索結果に表示されないなどの現象も発生する可能性があります。
なので、使っている WordPress テーマと All in One SEO Pack の機能がかぶる場合はいれないことをおすすめします。
ココがポイント
WordPress テーマと機能がかぶる場合は、いれない
- Table of Contents Plus
記事に目次を自動で追加してくれるプラグイン
ココがポイント
目次が見出しと同じでも構わないという人はTable of Contents PlusでOK
ただし、目次と見出しは変えたい場合は、アンカーリンクを利用したオリジナルの目次を作る
- WP-DBManager
WordPressで使用しているデータベースのバックアップを行うプラグイン
WordPress は MySQL データベースを使うことができます。
ユーザーのアカウント管理などでデータベースを利用している場合は定期的にバックアップをとっておくことが必要です。
WP-DBManager はデータベースのバックアップファイルを定期的にメールで送信してくれるプラグインです。
ココがポイント
データベースを利用するサイトは必須。
逆にアフィリエイトのミニサイトなどデータベースを利用しないような小さなサイトはいれなくてOK。
- WP Social Bookmarking Light
ソーシャルボタンを設置するためのプラグイン
WP Social Bookmarking Light は Twitter、Facebook 、LINEなどの SNS ボタンを設置できるプラグインです。
ココに注意
使っている WordPress テーマに SNS ボタンを表示する機能がある場合は、機能がかぶるため、WP Social Bookmarking Lightはいれない。
- WordPress Popular Posts
サイドバーに人気記事を表示するプラグイン
どうしても、表示したい場合だけいれることをおすすめします。
ココに注意
使っている WordPress テーマに人気記事を表示する機能がある場合は、機能がかぶるため、Wordpress Popular Posts はいれなくて OK
人気記事を追加する場合は、SEO 的にリンクが踏まれることを見込めれば、追加したほうがいい。
- WordPress Related Posts
関連記事を表示するプラグイン
ココに注意
使っている WordPress テーマに関連記事を表示する機能がある場合は、機能がかぶるため、Wordpress Related Postsはいれない。
- No Self Pings
セルフピンバックを阻止してくれるプラグイン
さらに詳しく
ピンバックは、自分の記事が他のサイトで外部リンクされた時にWordPressからくるメッセージのことです。
この時、「モデレートしてください」と表示されます。
セルフピンバックは、自分のサイト内で記事同士を内部リンクしたときも、外部リンクのときと同じようにメッセージ通知が来ることです。
ココに注意
使っている WordPress テーマとの相性もあるので、自分のサイト内で記事同士を内部リンクしても「モデレートしてください」といったピンバックのメッセージが表示されなければ、WordPress テーマが対応済なので、いれない。
必要なときだけ入れる無料プラグインのおさらい
- AdSense Plugin WP QUADS
- All in One SEO Pack
- Table of Contents Plus
- WP-DBManager
- WP Social Bookmarking Light
- WordPress Popular Posts
- WordPress Related Posts
- No Self Pings
以上、WordPress 無料 プラグインをご紹介してきました。
内容もわからないプラグインをインストールすることは、表示速度が遅くなるなどのデメリットはあってもメリットはありません。
プラグインは必要なものだけをインストールして、安心してサイトを作っていきましょう。